酔っ払い

昨夜、仕事帰りに実家に帰ってきました。
夜帰って次の日、つまり今日の夕方には戻ってくるという強行軍でしたが今年の初雪も拝め、飼い犬(写真の犬)にもじゃれてきて仕事の疲れを癒されてきました。

その、実家への帰郷の際のお話です。
職場の後輩N君と電車に乗ったところ、斜向かいの席にビールのロング缶を片手に持った酔っ払いのおじさまがいました。

「貧乏人だからっていって切符はちゃんと買えるんだぞ!370円ちゃんと払って……」

云々。
その後、政治の話や宗教の話を声高、というか怒鳴り声で演説すること15分。
その間N君の話声もろくに聞こえなかったわけですが、私とN君のそのおじさまへの批評も本人の耳には入ってなかったのは確実です。
で、5駅を通過した後にそのおじさまは降りていきました。
「あれ?」とN君がおじさまの座っていた席を見るので、つられてみると黒いものが座席に落ちています。

そう、切符です。
扉が閉まったあとなので追っかけるわけにもいかず、N君と笑うだけにしておきました。
私が降りる時に切符をひっくり返してみると乗った駅名と370円区間と表記されていました。


あの後、あのおじさんが駅員さんとどんなやりとりをしたのか想像するだけで微笑ましくなってきます。



駅員さん、酔っ払いのおじさんはちゃんとお金払ってましたよ。