無知か見栄か。
(漆屋と蝋燭屋が描かれている絵の前で)
《お爺さん》
「これはなぁ、漆と蝋燭作ってるお店の絵なんだよ」
―――厳密には漆を塗るお店、です。
《小学校低学年と思しきお嬢さん》
「うるしって?」
《お爺さん》
「さわるとかゆくなるものでな、それを器に塗るとピカピカになるんだよ。で、蝋燭も漆でできててなぁ」
――――――さぁ、ツッコみましょう。
(「東海道五十三次」の前で)
(若い兄ちゃん)
「なんで『五十三次』なのに五十四とか五十六とかあんだろ」
(その連れの若い姉ちゃん)
「―――あれ? 数え間違い?」
―――おそらく作品の通し番号です。
ちなみに五十四は「大津」で、五十五は「京」。五十六は「都」、でした。
ともあれ、北斎の肉筆画は素晴らしかったです。
金があったら北斎漫画買ったのですが……無念。
とりあえず、風邪は熱から咳へと移行しました。
頭痛は居座り続けております。
延滞料をとりたい。