[徒然] 初釜

14日の夜、仕事上がりに帰郷いたしました。
翌15日、つまり昨日、初釜に行くためです。
初釜というのはその年初めてかけられる釜……お茶席のことです。
私はお茶はやっておりませぬが、姉がかれこれ10年以上続けているのでそのつてで、ここ4年ばかり初釜だけ顔を出させて頂いているのです。
仕事柄、そういう席も十分勉強になりますし。
もちろん作法など身に付いているはずもなく、一緒に行く姉はずいぶんスリリングな一時を過ごすようです。
今年も少々ミスりましたし。

閑話休題
初釜の場所は(少なくとも姉が行き始めてからは)ずっと同じで、愛知は犬山の有楽苑というところになります。
ここは現在3棟しかない国宝の茶室の一つ、如庵があります。
当然国宝なんかでお茶会をするはずもなく、棟続きの旧正伝院書院で行われます。
もっとも、この建物のも重要文化財に指定されていて普段は上がることもできないのですが。
この旧正伝院書院でお濃茶を、お薄を弘庵、点心はホテル内の広間で。

ちなみに参加費はしめて18000円となります。

抹茶が旨かっただとか、菓子が旨かっただとか、そういうことは置いといて。
いや、ほんとに旨かったんですが。
この茶会では毎年プレゼントが当たるくじ引きを行います。
景品はもちろん、袱紗(ふくさ)とかお皿とかお寺の住職が書かれた達筆な色紙とかお茶に関係するものばかりになりますが。
で。私はここ3年、色紙や短冊といった紙モノばかりで今年こそ、と挑んだくじ引き。……短冊でした。
姉貴は今年は扇子、去年は茶漉し、その前は皿……くじ運悪いよなぁ、私。
とはいえ短冊も非常に達筆でよい品ではあるんですよ、ほんとに。
ただ……たまには違うものが欲しいなぁ……と。

来年こそはっ